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Vtuber楽曲を褒める オススメ楽曲10選

 こんにちは。

 

 今日も今日とて、褒めていくぞ。

 

 

読まなくても良い前置き

 最近Vtuberの勢いがすごいですね。ちょっと前まではKizuna AIとかミライアカリ、のじゃロリさんくらいしかいなかった気がしますが、今はもう10000人近くいるみたいです。怖。

 

 Vtuber達は元来、様々な実験や検証、ゲーム実況なんかがメインの活動の場だったかと思われます。しかしながら現在ではVtuber同士の対談、ファンとのフィジカルな場でのコミュニケーションも盛んになり、最近では歌やダンスなど、活動内容は多岐に渡ります。調べたら本当に色々やっててすごい。

 

 上記に挙げた中でも、特に音楽はVtuber文化との親和性が非常に高いんですね。既存楽曲の歌ってみたは勿論のこと、最近では作曲者達からオリジナル楽曲の提供を受けてVtuberが歌を入れたり、なんならVtuber特化の音楽レーベルなんかも設立されたらしいです。スピード感たるやもう...

 

 今回はそんなVtuberの音楽達を褒め散らかしたいと思うわけです。良い曲多いんですよ、本当に。多感な青春時代をボーカロイド楽曲をはじめとしたネットミュージックと共に過ごしてきた我々20代音楽オタクにとって、このムーブメントは実に身近に感じられますね。楽しい。

 

 前置きは以上、ここから本編。褒めるぞ。

 

 

 

Vtuber関連楽曲オススメ10選

 

1. Kizuna AI / AIAIAI

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  Vtuberの親分事Kizuna AIの歌うkawaii EDM

 もはや説明不要かと思われますが、今日の話題的に触れないのは無理なんすよね。

 僕のV音楽掘りはKizuna AIから始まりました。文化の始まりという意味では「Hello, Morning」の方が正しいかなとも思いますが、文化としてみた場合、映像の面白さや中田ヤスタカ氏とのコラボという点も踏まえて、こっちを挙げておきます。まさにヴァーチャルリアリティですよ。

 楽曲は流行りのKawaii EDM。可愛い。中田ヤスタカサウンド全開。ダンスミュージックの中にオリエンタルな音を混ぜてキャッチーに着地させるのが本当にもう、最高です。あと可愛い。2サビ〜の展開の落差も最高。オタクからクラブへ。白金ディスコからDeep Houseへ。可愛いもの以外画面に一切映らないのがもう可愛いですね。可愛い。

 

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2. 燦鳥ノム / Life is Tasty!

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 サントリー公式Vtuber燦鳥ネムによる王道ダンスポップ

 曲が良すぎてキレたのは久しぶりです。控えめに申し上げて令和のマスト。Life is Tasty!を聴かない人、人間の耳がなんの為についているか、ご存知ですか?Lifi is Tasty!を聴くために決まってんだろ。聴こう。

 作詞作編曲はカゲロウデイズでおなじみのじん氏。道理でな。刺さる訳だよ。

 オタクは基本的に明るく爽やかなバンドサウンドにストリングスを入れられるとなす術なく死に絶える哀れな生き物なのです。良すぎて死んじゃう。楽曲を構成する全ての要素が最高。というか燦鳥ノムさん歌上手いですね、声も軽やか。良いなぁ。こういうボーカルにはブラス多めのスカポップも歌って欲しくなりますね。頼むぜ。

 ちなみにこちらの楽曲はサントリー「クラフトボス」のイメージソング。この楽曲を聴いてからというもの、コンビニでつい手が伸びるようになってしまいました。

サントリー コーヒー クラフトボス ラテ 500ml×24本
 

  お布施が出来るって、素敵な事だと思うな。私は。そう思いませんか?

 

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3. ときのそら / Dream ☆ Story

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 VtuberJKときのそらが送る正統派ガールズポップ

 JKなんですか?ここ重要なんですけど、JKなんですか?後で調べておきます。重要な事なので。

 それにしても曲がめちゃくちゃ良い、これぞイメージソングって感じですよ。セクション毎のリズムの変化が豊富で飽きないですね。シンガーソングライトではなく、DTMが主戦場の作家の強みが存分に活かされていて良いなぁ。

 ネット発の作家が増えてきて、メインストリームに上がる音楽の編曲面でのバリエージョンは圧倒的に豊富になりましたよね。特にリズムセクション。聴いてて面白い、楽しいっていうのは、音楽にとって何より大切だと思います。

 いやー、でもこの曲ずっと聴けちゃうな。僕は典型的なキモ・オタクなので、アニソンやアイドルソング大好きなんですけど、全てのトラックにツボを殴打されている感覚です。超良い。

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4. 樋口楓 / WISH!

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 でろーんの愛称で知られるVライバー樋口楓によるガールズスカポップ

 キレてる。良すぎて。

 オタクはブラスが好きです。古来より遺伝子にそう組み込まれているので。親鳥が初めて目にした親鳥の後をついて回るように、オタクはブラスの音で腕を振り上げるように生まれた時から決まっているんですね。

 上に書いてあるように、ブラスサウンドをフィーチャーしたガールズポップです。そしてシンコペーション。Q&Aリサイタルの系譜にある楽曲といえば、分かる人には分かるでしょう。分からない人はそっちも聴こうね。

 ところで樋口楓さんの楽曲はブラスをフィーチャーした楽曲が結構多いのだけれど、そういうバックボーンがあったりするんでしょうか。吹奏楽部に入ってたりしているのかな。ただ吹奏楽や部活をイメージさせる音やビジュアルは青春のアイコンとして優秀なので、彼女のイメージには良く合致していますね。最高や。

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5. まりなす(仮) / JUST IN MY HEART

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 Vダンスボーカルユニットまりなす(仮)の歌うavexサウンド

 あまりにもavexサウンドが過ぎる。イントロだけ聴いたら完全にGIRL NEXT DOORやろこれ...と思ったらマジでavexプロデュースらしいです。手広いなavex

 最近某アーティストがPVでパラパラを取り上げて話題になったりしましたが、90'sJPOPリバイバルの波でもきているのでしょうか。僕は一向に構いません。90年代JPOPはええぞ。

 楽曲的には上に書いた通りです、完全にavexサウンド、もしくはTKサウンド。既聴感のあるシンセリフに既視感のあるダンスですが、1週回って新しく感じますね。ほんのりDub系のLFOフレーズも入ってきますし、温故知新ですね。久しぶりに聴いたなこういうの。

 しかしながら、こういった楽曲はヴァーチャルユニットとの親和性が高いですね。本MVでは何故か砂漠のような踊っているシーンから近代的な建造物内のシーンへと移っていきますが、90年代特有の謎近未来イメージが描きやすいキャンバスなのではないかと。

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6. YuNi / 花は幻

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 VシンガーYuNi × la la larksによるJモダンポップ

 かっけぇなおい。sfp好きには間違いなく刺さるでしょうこれは。だって刺さっとるし。俺に。sfpを知らなくてもノイタミナが好きな人にも間違いなく刺さるでしょう。刺さっとるし。俺に。

 リズムとバッキングの噛み合いが面白い。インターバル次第で聴こえ方っていくらでも変わってくるんですよね。面白いです。響きは複雑だけど、展開自体はシンプルですね。特にサビはとてもシンプルでボーカルがとても際立ってますね。リズムは忙しないけれど。色んな意味でガラパゴスJポップの極致のような楽曲です。これだからV音楽掘りはやめられねぇな。

 あと、この楽曲はパンニングがとても面白いので、聴く時は是非ともイヤホンやヘッドホンで聴いてみてほしいです。こういう音楽は目を閉じて聴きたくなるね。

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7. 星街すいせい / 天球、彗星は夜を跨いで

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 アイドルVtuber星街すいせいの歌うエモーショナルギターロック

 僕はこういう音楽が大好きです。オタクなので。ギターロックって最高だよな。これがギターロックかどうかは知らないけど。

 作詞作編曲はこんにちは谷田さん名義ボカロPとしても活動していた、シンガーソングライターのキタニタツヤ氏。納得感しかない。そりゃ好きだよ。オタクなので展開するときにギターのカットアップフレーズがあったりすると、それだけで好きポイントが8億点ほど加算されます。ちょろいもんだな、オタクは。その上にクリシェもある。死んじゃうよ。

 ボーカルも良いですね。正統派なアイドルらしい歌声ではないけれど、こういうリズムの立ったロック調の楽曲には低めので逆立った女性ボーカルがとても合います。いやー、カッコイイ。ずっと聴いてられますね。アルバム出してくれ。

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9. Virtual Cat / Kazenone

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 V文化の最先端を担うバーチャルねこによるチルアウトミュージック

 良す〜。上で紹介してきた8曲とは大分毛色が異なりますが、大好きです。一押し。

 チルアウトという単語に馴染みがない方もいるかもしれませんが、大雑把に説明するとスローテンポでゆったりとした電子音楽みたいな解釈で大丈夫です。明け方に聞きたくなりますね。良い。日本のポップミュージックは基本的にトラックを重ねに重ねますので、こういった音数少なめの音楽はクールダウンにちょうど良いです。

 それにしても最近のねこは良い声してるし良いトラックを作るんですね。なんともいえない表情をした近影も良い。何を見ているんだろう。

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10. 久遠千歳 / Zero In Zero

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 不老不死Vtuberによるセカイ系ダークポップ

 不老不死Vtuberってなに?俺も知らん。でも彼女自身が不老不死って自己紹介していたので、不老不死なのでしょう。実にサブカル

 基本的に文化が成熟し、メインストリームが出来上がれば同時にサブカルチャーが生まれるのは現実でもバーチャルでも同じ事らしく、つまり彼女はそういった立ち位置にいるのだと思われます。Kizuna AIが新宿渋谷だとしたら、久遠千歳は高円寺や下北沢にあたるのでしょう。この例え方、多分バンドマンにしか通じねぇな。

 楽曲的にも実にサブカル。ラップ部分はUKドリルに似た要素も感じますが、全体を通して聴けばポップの範疇に収まるかと思われるので、雑に括ってダークポップと称しました。ここに関しては聴く人によって色んな解釈が出来るかと。ちなみに全く話は変わるんですけど、この楽曲が好きな人はサリーっていう東方アレンジサークルが刺さるかもしれません。そっちもオススメです。

 不老不死といい楽曲やビジュアルイメージといい、世界観が出来上がってますね。良い。現実でやると少し苦しくなるような表現でも、2.5次元に落とし込む事でほどよくマイルドかつ受け入れやすくなるのはVtuberの大きな武器ですね。

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V楽曲は良い

 はい。ひとまず10曲を紹介しました。

 良いですよね、V楽曲。やっぱり楽曲提供してる層が層なので、ボーカロイド楽曲をよく聴いていた、もしくは現在進行形でよく聴いている人にはドンピシャな楽曲が多いっすね。今回は比較的有名な層の楽曲しか拾っていないので、次回はもうちょっと広めにみていきたいかなと思います。

 

 V、聴こう。