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My Chemical Romance「The Black Parade」を褒める 【アルバム解説】

 こんにちは。

 

 先日Twitterで「マイケミ復活!?」みたいな記事を見ました。絶対嘘やろ。マイケミ復活情報、ネットだと定期的に流れるんですよね。それだけ伝説のバンドってことなんですけど。

 


My Chemical Romance Welcome To The Black Parade Live With Brian May!

 

 我々オタクはその度に期待し、続報を待ちわび、そして裏切られてきたわけです。俺はもう信じないぞ。信じない...

 

 でも期待しちゃうよね~~~。バーの与太話みたいな内容の記事だって読むし、そういう話が出るたびに「Welcome to the Black Parade」を聴いて部屋で腕を振り上げちゃう。悲しいね。でもオタクってそういう生き物です。だってまた聴きたいし。

 

 という事で今回も情報に踊らされ「The Black Parade」を聴いてしまいました。最高。いつ聴いても最高な音楽は最高なので最高なんですよね。語彙が幼卒のそれ。でもいいんです。マイケミを聴く時は偏差値を投げ捨てろ。

 

 

 

音楽作品の単位

 ところで今の時代、音楽は完全にライトでポピュラーな趣味になりました。ファッションとしての音楽、コミュニケーションツールとしての音楽などと揶揄されることもありますが、良くも悪くも我々の日常に完全に溶け込んだわけですね。音楽はいつでもどこでも聴けるものになり、その日の服装に合わせてカラフルなヘッドホンを選んだりと、言葉通りの意味でのファッション性も高まってきました。これにはmp3プレイヤーの普及やらなにやらが絡んでくるわけですが、それはおいておいて。

 

 つまるところ今の時代は音楽を聴くためにリスニングルームをこしらえたり、アンプやらスピーカーやらをシコシコ設置したり、そういう人は今やほとんどいない訳です。CDも以前に比べて圧倒的に売れなくなり(といっても海外の平均に比べれば売れているそうですが)、CDの聴き方が分からない若者もそれなりにいるのだとか。時代ですね。

 

 というわけで、今の世の中”アルバム単位で音楽を聴く”人が中々珍しい存在となってしまいました。かくいう僕自身も、以前に比べればアルバム単位で聴く機会はかなり減ってまして、好きな曲だけを集めてプレイリストを作ったり、提供されるプレイリストを聴いたりと、サブスクリプション様々な音楽生活を送っております。

 

 今の社会に生きる我々は常に情報洪水に溺れています。情報オーバーロードってやつですね。そしてそれは音楽も例外ではありません。一つに音楽にかけられる時間がもうめちゃくちゃ少ないんですよね。どんどん来るから。あれもこれもってなっちゃう。

 

 そんなこんなでアルバムという音楽の単位自体が今の時代に即しているのか、という話になるわけです。アーティスト的にも数か月に1度、アルバムを出すだけじゃ生き残れないわけです。たった数か月ですけども、忘れられちゃうんですよ。生き残るためには、長期的なスパンでアルバムを出すより、短期的なスパンでシングルを出した方が良いよね?ってなっちゃうんですね。生活があるもんね。

 

 ですがそんな世の中でも、アルバムの曲順に頭を悩ませるアーティストもたくさんいます。曲順通りに聴く人なんてほとんどいなくても、アルバム全体の流れに苦心するわけですよ。

 

 だからこそ、たまにはアルバムを一つの作品として、頭からケツまで、時間をかけて楽しむ聴き方もしてみて欲しいな~と思ったりするわけですね。そういった聴き方をして初めて気づく魅力もあるかなって思います。

 

 前置きが長すぎる。オタクはすぐ早口で語りだすからダメ。

 

 

コンセプトアルバムは最高

 なんで上の話をダラダラ長々としてしまったかというと、今回お話したいアルバム「The Black Parade」がいわゆる「コンセプトアルバム」ってやつだからですね。アルバムの最初から最後まで、一つのテーマについて歌った楽曲で固めているやつです。大変だけど、作っていても聴いていてもめちゃくちゃ楽しいアルバムです。「アルバムは一つの作品なんだぜ!」って強い拘りを持たないと、とてもじゃないけど作れないっす。

 

 有名どころをいくつか紹介しておくと

The Baetles「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」


The Beatles - A Day In The Life

 

 The Beatlesの8th。語り尽くされているので説明は省きますが、世界で一番有名なコンセプトアルバムといったらまず間違いなくこれですね。

 リリースは1967年ですが、近年リマスターされました。時代が違いすぎるので当然といえば当然ですがほぼ完全に別物なので、聴き比べてみると楽しいかもしれません。偉い人曰く「モノラルミックスを聴いてこそ、本当に『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』を聴いたことになる」らしいです。

 

ANGRA「Temple of Shadows」


Angra - Temple Of Shadows [Full Album]

 

 こちらは中世ヨーロッパの十字軍をテーマにしたコンセプトアルバム。Gtのラファエル著の小説を基に作られており、シャドウ・ハンターとかエルサレムとかが出てきて壮大なストーリーを繰り広げます。メタルはそうでなくっちゃね。

 Deus Le Volt!からのSpread Your Fireで腕を振り上げないオタク、おるか?おらんな。オタクはそういう風に出来ているので。

 ストリングスやクワイアをふんだんに取り入れる事で作品としての質を一段も二段も押し上げてますね。いや本当にかっこいいなこのアルバム。ANGRAは編曲に知性を感じられる点がとても良いですね。もちろん知性を感じないメタルも大好物ですが。

 

Mr.Children「深海」

open.spotify.com

 最後は、日本の大御所モンスターバンドMr.Childrenの5th。everybody goesやシーソーゲームで築いたパプリックイメージを砕く重厚な楽曲陣を擁するコンセプトアルバムです。

 色々と特徴の多いアルバムですが、やはり曲間の一切を廃した点ですかね。曲が終わったと思った瞬間次の音が鳴り出すので、初めて聴いた時は少し驚きました。それもコンセプトアルバムだからこそですね。

 コンセプトアルバムはその作品のバックボーンに踏み込むとより楽しめるものなので、当時のバンドの状況ですとか、そういったものも踏まえて聴くとまた感じ方が変わるかと思います。

 

 

 

 こんな感じ。コンセプトアルバムは最高。頑張って通して聴こう。

 

 

厨二病患者の聖典「The Black Parade」

 やっと本題にたどり着きました。今日褒めたいのはこのアルバムなんだよ。

 

 みんな大好き「The Black Parade」です。僕が初めて聴いたのは中学生の時。まぁ、ハマりますよね。分かるやろ?多感な時期に見たらアカンよ。

 当時はヨン様とかベッカムなんかがイケメンとして世間を賑わせていましたが、僕はジェラルド・ウェイが世界で一番かっこいいと思ってました。

 


My Chemical Romance - Welcome To The Black Parade [Official Music Video]

 

 いや、今見ても世界で一番カッコいいな。まずジェラルドって名前がカッコイイ。これはオタクにしか伝わらない情報ですが、僕はジェラルド繋がりでACFAのジェラルド・ジェンドリンを推しています。

 

 「The Black Parade」はUSA発のエモロックバンドであるMy Chemical Romaceの3rdであり、同時に彼らの代表作でもあり、キャリアのピーク地点でもあります。

 アルバムの内容は主人公である癌患者の死に対するイメージを描きつつ、死の行進の中で恐怖だったり後悔だったり、そういった感情や過去と対峙し、最終的には生への執着や渇望、決意を知る。ものすごく簡単にまとめるとそんな感じの内容です。死を通して生を描く。ありがちと言ってしまえばありがちな内容ですが、それでも刺さるものは刺さるんです。

 

 

tr.1 「The End.」

 本アルバムのリード曲。直訳すると「終わり」ですが、まぁ人生の終わりって事ですね。心電図の音から始まり、弾き語り調のイントロに入ります。

 「The End.」というタイトルですが、イントロの心電図の音を聴けば分かる通りまだ主人公は生きています。この楽曲で描いているのは死の淵に瀕した主人公の様子を描いているわけです。

    歌詞の中に「Save me. Get me the hell out of here. Save me. Too young to die and my dear.」という一節がありますが、実に苦しそうですね。頑張れ主人公。

 

tr.2「Dead!」


My Chemical Romance - "Dead!" [Live In Mexico]

 なんですぐ主人公死んでまうん。

  「The End.」から一切の無音を挟まずに始まる2曲目「Dead!」

 跳ねたリズムのギターの裏で心電図のロングトーンが鳴っているイントロから始まります。つかみはバッチリですね。楽曲的には実にアメリカらしいポップロック調。バンドサウンドの裏でブラスセクションが響きます。良いですね。オタクはみんなブラスが大好きです。

 歌詞の中の「I」と「You」にはいくつか解釈の仕方があるように感じますので、人によって多少解釈ブレるかなと思います。それと歌詞の中で死に対して悲観的な感情を持っているような単語が出てこないところも面白い。自棄になっているのか、それとも生からの解放を喜んでいるのか。これ以降の楽曲では主人公の、心象風景としての死後の旅を描いていく事になります。

 

tr.3 「This is How I Disappear」

 2曲目とはガラッと雰囲気の変わるマイナー調の楽曲。きょうび中々耳にしませんが、HR/HM味のあるイントロですね。日本人好みする陰鬱かつキャッチーなサビメロが魅力的です。あと2サビ終わりのコーラスラインが美しいんですよ。順次上昇のメロとリードギターが絶妙。名曲はCメロが良い法則が発動していますね。

 ただ「The Black Parade」において、この楽曲の歌詞は少し浮いているような印象を受けます。というのもこちらの楽曲が作成された時期が、このアルバムの構想が固まりきる前だったんですね。歌詞は近しい関係性は誰かに対する怒りや憤り、それと別離が描かれています。

 

tr.4「The Sharpest Lives」

 珍しくジェラルドのウィスパーが聴ける4曲目。ジェラルド夢女子絶頂ですね。そんなんいるのかは知りませんが。にしても本当に日本人ウケするメロを書くバンドだなこいつらは。乙女ゲーとかでこういうキャラソン、探せば絶対にあると思います。

 歌詞は薬物のことを歌っています。ジェラルドがキメてた当時を思い出しつつ書いたらしいですね。それはそうとセックスドラッグロックンロールって最近聴かないですね。ちなみに珍しくピッチダウンで終わっている楽曲。あまりこういう締め方をしないバンドなのですが。

 

tr.5「Welcome to the Black Parade」

 みんな大好きマイケミ代表曲こと「Welcom to The Black Parade」

 オタクは一度この楽曲を聴くと、若かりし学生時代を思い出しつつ嗚咽しながら腕を振り上げ始めます。みんなそうだよ。みんなそう。どこの学校の文化祭行っても演奏されてました。パワーコードとオクターブ奏法以外なにもいらねぇ。俺達はいつだってそうやって生きてきたんだ。

 楽曲的には緩急のある偏差値をかなぐり捨てたポップパンク。当時はあまり音楽を聴いてなかったので、初聴時のインパクトがすごかったですね。曲の展開と歌詞とのマッチングが最高。歌詞の内容としてはこのアルバム全体のテーマと重なる「死と生」ですね。主人公の父親や母親のことを語りつつ、主人公の決意だとかそういったものを描いています。

 それと個人的に面白く感じるのは「A phantom to lead you in the summer」という一節。直訳すると「夏にあなたを導く幽霊」でしょうか。「夏は生と死の季節」なんて言葉も聞きますが、こういった季節に対する共通認識ってのはある程度海を超えるものなのかな?中原中也なんかも、夏をテーマに生きる歓びを描いた詩を出したりしてますが、不思議もんですね。

 

tr.6「 I Don't Love You」


My Chemical Romance - I Don't Love You [Official Music Video]

 

 ゆったりとした失恋ロックバラードですね。tr.5にキラーチューンを持ってきたので、アルバムの折り返し地点であるここに、場面展開としてのこの曲を持ってきたのかな、という印象です。

 曲調的にもはさほど特筆すべき点はあんまりないですね。個人的にはちょっとたけストリングスが欲しかったかも。ほどよくクールダウンが出来て、ほどよく良い曲です。こういった曲も通して聴くコンセプトアルバムには必要かなと思います。疲れちゃいますからね。

 歌詞は中々に情けないというかなんというか、男心が出てますね。別れる恋人に対して皮肉とも取れるような言葉を投げかけている様子が描かれているので「The Black Parade」においては後悔のパートにあたるのかもしれません。

 

tr.7「House of Wolves」

 ボ・ディドリービートとかジャングルビートとか呼ばれる特徴的なリズムからのパワーコードリフ。最高のやつですね。テンションなんていらねぇんだ。一生こういうの弾いていたいよね。

  曲調に反して歌詞はちょっと難解です。罪とかそこらへんを扱った英詩は宗教観等が絡んでくるので、中々理解しがたいところがありますが、この歌はおそらく地獄について歌っているのかなと。

 タイトルにもなっている「House of Wolves」ですが、Wolfには強欲な人間とか、そういった意味合いもあるので、転じてそういった人間が死後に行き着く場所にういて歌っているのかなって感じです。多分ね。

 

tr.8「Cancer」

 Cancerってのは癌って意味です。初めて聞いたときは「なんで唐突にカニの歌ってるんだ...?」と思ってました。

 本アルバム2曲目のバラードです。「I Don't Love You」がギターを主体としたロックバラードでしたが、こちらはピアノのバッキングを主体としたポップバラードですね。ええやんけ。そして脅威のフル尺2分23秒。Dream Theaterが1曲演奏する間に9回演奏できます。バラードなのに。

 歌詞は入院中の主人公について歌っていますね。末期癌患者の描写がかなりリアルですね。「Of water 'cause my lips are chapped and faded」という一節がありますが、癌患者が終末期に差し掛かると体内の水分を利用する能力が衰えるので、水や氷片を欲する事が多くなります。水が飲める程度の体力は残っているので、主人公が自身の病や死について最も深く考えた時期がここなのでしょう。

 

tr.9「Mama」

 いや、暗すぎとちゃうか。

 歌劇要素の強いアルバムの中でも殊更その要素が強い楽曲、劇中劇といっても良いかもしれない。後半の女性ボーカルパートはゲストシンガーとして参加しているライザ・ミネリが歌っています。ラストの鳴き声の演技は流石。

 ちなみにこの謎コラボはジェラルドの希望によるものです。プロデューサーのロブが頑張って電話をかけたみたいですね。

 歌詞は戦争に行った息子とその母親について歌っています。ただこれ戦争に行ったのは主人公なんですかね?歌詞中には「Well, Mother, what the war did to my legs and to my tongue」という一節がありますが「Welcome to the black parade」のMVに出てくる主人公にはそういった描写が見られなかったんですよね。

 まぁ、あれはあくまで心象風景という事なのかもしれません。ただ別人だとしたらまたアルバム全体の解釈が少し面白くなりそうな気がします。

 

tr.10「Sleep」

 歪んだ語りから始まるロックバラード。ジェラルドの自身が感じる夜の恐怖をインスパイアした楽曲。彼は夜中に首を締められるような感覚を覚えて飛び起きる事があったとか。時期については明言されていませんでしたが、薬物やアルコールにハマっていた時の経験が活きたのかもしれません。サウンド的にはBlurの影響が色濃く出ているように感じます。

 歌詞の解釈はちょっと難しいっすね。ところどころよく分からない。恐らく「Cancer」で歌っている恋人に向けているのかなとは思いますが。洋楽を聴くときは英語に強い上手な女子大生を隣に置いておきたくなります。別に洋楽関係なくとも女子大生は置いておきたいですが。

 

tr.11「Teenagers」


My Chemical Romance - Teenagers [Official Music Video]

 

 これはもうアレですね。マイケミから学生時代の我々のような惨め中高生に向けた愛の歌です。ジェラルドはいつでも俺達のアイドルだよ。

 「死と生」の物語の中で、唯一メタ的に物語と関わっている、物語を読んでいる子供に語りかけているような楽曲ですね。曲調的にはミドルテンポのポップパンク。こういうのでええねん。

 歌詞もめちゃくちゃ分かりやすくて好きなんですけども、特に好きなのがこの一説「So darken your clothes or strike a violent pose」です。マイケミはメタルだった。

つまりマイケミもそのうちガンに効くようになるという事。世界平和の為にも、再結成して欲しいですね。

 

tr.12「Disenchanted」

 物語もついに佳境。「Disenchanted」は魔法が解けるとか、そんな感じです。

 完全にスタッフロールが見える類のスローテンポのロック。アコギのイントロがもう完全にそんな感じですよね。映画の余韻を感じさせる。バンドインからはマイケミらしい音で実に良い。終盤のボーカルの裏で鳴っているリードはQUEENみたいですね。

 楽曲的にはどちらかというとメジャー調ですが歌ってる事はかなり切ないんですよね。オタクはギャップに弱いのでそういうのを好きになりがち。

 主人公は自分の人生を映画に例えて「I hate the ending myself. But it started with an alright scene.」と振り返ります。もうすでに良い。「子供の頃は結構良かった」って言ってるんですよ。他の楽曲で語られた両親との思い出も、そのシーンの中の一つなのかもしれません。

 

tr.13「Famous Last Words」


My Chemical Romance - Famous Last Words (Video)

 

 物語のエンディング。楽曲のエンディングらしさで言えば先の「Disenchanted」の方が上だと感じる人もいると思いますが「The Black Parade」という物語のエンディングとしては「Famous Last Words」以外にありえません。

 「Now I know that I can't make you stay」最初の一節です。そうなんですよ。主人公生きてるんですよ。「Dead!」で主人公が死んだような描写があったんですが、あくまで「The Black Parade」は「死のイメージ」なんですね。日本的に言うなら走馬灯でしょうか。

 長い「死の行進」の中で「I am not afraid to keep on living.I am not afraid to walk this world alone」って言えるようになったんですね。泣いてまうやろ。主人公くんの成長がおじさんは嬉しい。

 ただ上の一節も聴く人によっては解釈が分かれるところですね。素直に訳せば「孤独に生きることを恐れない」みたいな感じかもしれませんが、個人的には「死ぬことを恐れない」という意味だと解釈しています。

 そして最後のパート「'Cause I see you lying next to me. With words I thought I'd never speak. Awake and unafraid. Asleep or dead」に繋がるわけですね。

 見ようによってはハッピーエンドかもしれないし、バッドエンドかもしれないですね。多分「死の物語」と感じる人もいるだろうし「生の物語」と感じる人もいるんじゃないかなと思います。解釈の余地はあるということは素晴らしいことです。

 

 

 

  

 あまりにも長くなりすぎてしまった。1曲ずつ所感を書いたの、普通にアホではないだろうか。

 でもコンセプトアルバムをしっかり1曲ずつ聴きこむのはやっぱり楽しいですね。時間がある時には是非やってみて欲しいです。僕は大して時間の余裕もないのに1日中マイケミを聴き続けてしまったので、今はほんの少しだけ後悔の念に襲われています。

 こんだけ書いたんだからマイケミ、絶対再結成してくれよな。